| 1 | 同人感想まとめ |
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| ... | ■2008/5/26 ■第五回博麗神社例大祭 新刊紹介兼感想 ■「おのれ小町め!」 壁画に眠る 去年の例大祭で出た合同誌、「ニューシネマ幻想郷」で素敵なプリズムリバー漫画を描かれていた方。個人誌を出したと聴きとびつきました。 酷いくらいに仕事をする映姫さまと酷いくらいに仕事をしない小町ちゃんのギャグ本。 運動不足のえーきさま超可愛い。 「きゃん」は次の即売会で誰か造ってそう。ラストでもちょっと活躍してて、しめが綺麗。 おまけに萃香と霊夢の四コマが4Pほどのっていますが、酷いくらいに可愛い萃香と酷いくらいに酷い霊夢が対象的。むしろ霊夢以外はみんなくりくりしてて可愛い。 この霊夢を笑えるのは、地獄兄弟の兄貴を笑えるくらいの人だと思います。 ■「ファンタジッタ フィアー テール」 トイヘルベッケ ちょっとおかしなこばなし。 の、二本立て。紅魔館メンバーによる御伽噺と、秘封倶楽部の喩話。 「#1レッド ケープ ガール」は赤ずきんちゃん。赤=H どの辺が? という話。色々と正反対になっていて、元からのアレンジ具合が素敵。これ、逆回しになっているのにお伽話の類型からズレてないんだよなあ。お約束というか、お話しの作り方が上手いです。 でもお嬢様、ラストから2P目のその台詞は自尊心極大という感じ。 「#2 穴」は穴。こちらは昔話でも御伽噺でもなく、確か筒×のアレが元になったアレで、正しく小噺。でもさんざん「話した」あとで実際に見る(視点を変える)ことによって真相が見えてくるのは良いです。嗚呼机上の空論。でもそんな喩話ってやってると面白いんだよね――というのがウェイトレスさんのセリフに出てると思います。 ある意味いつもの秘封倶楽部。いつものじゃない秘封倶楽部ってどんなのだろう。 あの一コマの表情の変化が良いな。 ■「イーストサイド物語3」わすれな部屋 今回表紙をお願いしたあゆみとおるさんの同人誌。過去のペーパーなどの詰め合わせだったり色々。旧作分豊富。小ネタの連続。 全体的にピンク色。ネチョではないけれど、空気がピンク。 フリースペースの「あれはパチュリーではない、もっとおぞましいなにかだ」というのがある意味全てなのかもしれません。 お子様ランチじゃないか! ■「INTERVAL」 ALEXANDRITE バター犬でケモックスな話。ごめんなさい嘘です。だいたいあっている気もしますが。 ケモックスこと犬走椛がメインのギャグ本。ついでにいつもの紅魔館メンバーが活躍したりしていなかったり可哀想な目に遭ったり可愛かったり。 13ページ最後のコマでの早苗さんの叫びは、たぶんおそらく間違いなく、作者の本音。 タイトルの通り、「ちょっとひとやすみ。」といった感じで、肩の力をぬいてまったり読める本でした。 なんで冒頭でケモックスとか言ってるかといえば、HPに飛んでいただければわかると思います。具体的には今月の八日。 ■「いつものにとり」まりおねっと装甲猟兵 いつもの。 縦軸から横軸まで、古今東西あらゆる方向にネタが散らばってる、いつものといって通じる、けれど決してマンネリにならない恐ろしい本。。これ全部わかる人がいったいどれくらいいるのか、わからなくても面白い、むしろ解説すると意味がない、そんなまりおねっと装甲猟兵さんの本でした。 アリスいないけど朱鷺子もいないから平気! でもよく考えたら朱鷺子は一部限定の名称だった気がします。出なくても仕方がないか。香霖はいるんだけどなあ…… ■「Happy End」 あさつき堂 本当にハッピーエンド! 本当にハッピーエンドじゃないか! 今回の「黄金の真昼(日訳)」であんな小悪魔を書いたり双剣舞でこんな小悪魔を書いたりした当人が言っても何ひとつ信用ないですが、ハッピーエンドの物語。素敵すぎ。 4P目の見開きから全力全開といった感じ。これはまずい。扉に、棚に、白。のっけから物語にぐいぐい引きずりこむ力があって一気に読んでしまいました。けっこう分厚いのに中垂みがないです。 ウェブコミックの続編ですが、読んでいても読んでいなくても面白い造りだと思えます。異なる緊張と予感を抱きながらページを読み進めることができる本。知らなくてもどきどき、知っていてもどきどき。 最後の笑顔は対照で非対称。こっちはウェブコミ読んでるとにやりといけるので、ぜひ読むことをお勧めします。同じ笑顔でもこうも違う。 小悪魔とパチュリーが好きな方にお勧め。片方だけでなく、両方をまとめて。 幻想の中で忘れられるのはつらいもの。 くらーくておもーいのは好きですが、それはあくまで対比としての存在があってこそだと思います。そう言う意味では、素晴らしく素敵なハッピーエンドの物語でした。ありがとう。 ■「ROSE Chain」 笹車 何を失ったのか。 何も失っていないのか。 何を得たのか。 初めから得ていたのか。 そんな話――というわけではないですが、そんな印象の物語。話の内容としては、咲夜さんとレミリアが決闘するお話です。弾幕遊びに追加ルール。胸に花をつけて、先に散らした方が勝ち。古の決闘。薔薇の花を散らす、は死亡の暗喩だっけな。 どうしてもウテナを思い出していまいますが、そういう決闘。 決着は丑三つ時に。 感想かきながら読み返したのですが、ようするに補充できたから彼女は満足なのかな、と思いました。代わりのもので埋めるということ。 おまけとして、コスプレパチュリーは可愛格好いい。 ■「宴に至る。後編」 いよかん。 ……これ感想書いちゃったらネタバレしか書けないというか、どうしても内容に言及する羽目に…… 長編で物語をきっちり書いているととくにそう。どうしようこれ言及しちゃってもいいのかなでもそれだと何も見ずに読んだ方がよくないかと、そういう奇妙な悩みが。できるのならばいつか批評とも論文ともレビューともつかないようなものを、鬼や宴というキーワードを交えて長々と書きたいです。 そんなわけで鬼の物語、ついに閉幕。 前篇後編から見事にだーまーさーれーたーとうなりました。いやこれ勝手に勘違いしていただけの可能性もあるのですが、てっきりこう、先にあって――だと思っていたのに。長編だけあって大小のひっかけが。何言っているか読んだらわかると思いますし、読んでもわからないかもしれません。読まないことには始まらない、といった感じ。始まりもしないし終わりもしません。一気に全部読んでも良し、前中から間を置いても良しで楽しめました。 感情を全力でぶつけている萃香が素敵。 まだ失っていないもの、失いたくないものの話。 もういいかい――が綺麗に話に絡んでたなあ…… あと鬼格好いい。下の本の感想でも書いてますが、オリジナルキャラクターがきちんと話に組み込まれてまとまっている本は大好きです。だって世界を広げたり解釈したり別の面から見るのって、二次創作の醍醐味だもの。あの少年もあの少女も、名もない鬼でさえ魅力があるのだもの。 光の描写が綺麗。 読み終わって思ったけれど、大切なのは「まだだよ」「いいよ」という答えではなく、「もういいかい?」とまず問いかけることにこそあるのだなと、そんなことを思いました。本篇にはまったくもって関係のないかもしれない感慨ですが。 全部まとめると小説本よりも厚いのですが、それでも削ったような気がしてくる不思議。終わったあとでも色々と想像できる、終わってしまったことがものさびしいような、これは「終わって」はないよなとそう思えるような――宴に至る。前中終、面白くて素敵な本でした。ありがとうござました。 ■「紅魔偏愛事情」 鳩血 紅 美鈴と十六夜 咲夜が村人と関わる物語。さくちゅー、と書くと咲夜さんがちゅーするように聞こえますが違います。 「かつて助けた子供が大人になってるのに、美鈴は何も変わってない」というさりげなく描かれてるのは、よくよく考えていくと結構ガチです。泣けそう。そういう話じゃないですが。 お話しの造りがしっかりした本です。 上でも書いてありますが、そういう本は好き。特に、オリキャラを出す場合に「名前」に気をつかっているのは特に。名前は大切なものかつ重大なもので、それをつけるというのはきちんと意味があって――「宴に至る。」では意味をつけて名前があったし(人間の登場人物たちには名前が必要だったし、鬼たちには名前がある意味はなかった)、「紅魔偏愛事情」の彼は名前が必要なく、職人という立場こそが重要だったと(ラストの演出にも絡んでくるように)。表から見た場合にも裏から見た場合にも、「名前」はとても大切な意味を――って長い一文長い! 要約。名前を呼んで、とかいう本があったらすぐ飛びつきます。 話を元に戻すと、すごい丁寧に作ってあります。 咲夜さんの人間味が高めで、美鈴のキャパが大きめ。 そういうのが好きな人にお薦めです。 ■「こどもな日」 +legacy 咲夜さんと見せかけて今夜さんな咲夜さん本。朝起きたら咲夜さんが小さくなってしまった上に薬を盛られちゃってあら大変咲夜さん可愛いよ咲夜さんな話。 大人だと変態なのに子供に戻ると許せる、というのは世界の真理かもしれない。 コメディ+可愛さな本でした。 本当に頭スポンジなのは、たぶんこの咲夜さん。 ■「かみのこびより。」 カゲ路 今回「神なき世界に愛はみち」を描いていただいた方の漫画本。幻想郷へとやってきた早苗さんとアリスの話。八坂一家、でくくられる残り二人に出番があるかどうかは、裏表紙を見ていただければ一目瞭然。可哀想なケロちゃん…… 雰囲気としては前半がほのぼのとプチコメディの中間、後半がフェチズム。きせかえさなえさん。さくSakuさんの本でも着せかえられてましたし、何か脱がしたくなるオーラでもあるのでしょうかこの人。 ともだちのはなし。 アリスを見て外人と思う早苗さんが可愛い。そういう感想は自分だとあんまり浮かばないので新鮮でした。そうかそうだよなあ……秘封倶楽部の二人だって片方は外人なんだよなあと今更自覚。両方日本人的考えでした。髪の色が鮮やかだったり制服が奇抜だったりするゲームばかりやっていることの弊害です。ベルトの穴が一個違う、とか、感性の違いが素敵。見ているものは同じでも見ているところが違うんだな、と。 同じものを同じテーマでかいても別モノができる不思議が楽しい。 全体通してアリスも早苗さんもすごい少女少女しています。 見ていてちょっと恥ずかしいくらいに。 ■「フレックス! にめんぐみ」 めるくまある >歴代二面ボスたちの覇権争いを描いたシリアス超大作 HPより。間違ってはいないけど本当のことでもないだろ……! とか思ったらある意味間違いではありませんでした。根底にあるのはそんな感じ。 二面組であるチルノ、みすちー、橙が新たな二面組こと雛のところへいく話。 前半でさんざん笑って、後半じんときて。 特に後半はそれだけで一本書けそうなものを短いページできっちりがっつりやられてるので、「うぎゃーキン肉マーン」とか叫んで悶えたくなります。わかりにくい比喩でごめんなさい。 いや最後まで二面組はギャグペースだけど、雛がシリアスシリアスなので対比がすごいです。ラストはその雰囲気が混ざり合って柔らかくなって素敵。 雛さんニボスなのにすごいカリスマ。どれくらいかというと 雛司令「私に良い考えがある!」 これくらい。また微妙な。 と、ここまでが新刊の感想。 以下長い上に新刊直接関係ないです。 既刊であるHalations.3を手に入れたのですが、予想していた通りに大当たり。フランいいなあパチュリーいいなあと机の前で転がってます。 実のところ怪弾七の感想をすごく書きたいのですが、こぴれーしょん3が出るまではうまいこと書けそうにもないので保留しています。まだ読んでない部分があるのです。 七つの子の感想を書いたときにもちょっとふれた気がしましたが、ここのサークルさんの本大好きです。 絵が良いとか、演出が凄いとか、『物語』が練ってあるとか、好きになる理由がいろいろ詰まっているのですが、一番は言葉です。 絵を描く側ではなく小説を描く側からの感想なのですが、言葉遣いが滅茶苦茶素敵。言葉を選ぶのも言葉を遣うのも。台詞もだけれど、モノローグも特に。 決してわかりやすい作風ではなく、書くキャラクターたちも決して「説明」はしないんです。暗喩と描写だけで物語を物語っている。だからこう、全てが渾然一体となってる感じ。 正直「それはまたちょっと別次元の問題だろう」とはわかっているのですが、この人が書いてみた小説とか読んでみたいです。この絵とこの描写があってこそ、という気もするけれど……うんどうだろう、凹むかもしれないし、踊るかもしれない。 決して万人向けではないけれど、少しでも感じるものがあると掴んで離さないような、そんな作風でした。ついでに全部掴み切ってる気もせず、こんぴ3が出たらまた読み返そう。 一番好きなのはフランの独白。 ウェブコミも面白かったです。 ■「砕け鉄拳、唸れ烈風」 眼帯兎団 鬼vs天狗。 本当にそれだけをかきっと書ききった本。酒の席の冗談から、萃香と文が戦うことに――という、誰もが一度は夢見るドリームマッチ。登場人物もこの二人だけ、完全に鬼と天狗だけの物語。 タイトルだと鬼と天狗だけれど、どちらかというと鬼メイン気味。 途中以降萃香さんが上半身つねに真っ裸ですが、エロというわけでもなく。戦闘の内容と照らし合わせると、「相撲」かな。山の外に漏れないように、という前置きで戦ってますし。 かなり個人的な意見だけれど、萃香がめちゃんこ可愛いです。 どうでもいいけど文さん、高速うたってそのマフラーだとまるでどこぞのサイボーグ戦士のよう。誰がーためにー(ネタのために?)。たぶん頭のアレは加速装置。 ■「Ride on Shooting Star」 ホットドックチャック ホットドックチャックさんの霖之助と紫のシリーズ総編集。 ほとんど持ってるし全部読んでるし感想もかいたけれど、良いものは読み返しても良いものです。眉毛が修正されていたりするそうです。 表紙と裏表紙の対比は好み。通称外ハネ蓮子が可愛いです。この子鴉が絶対似合う。いつかそんな話を書こう。黒ネコと鴉をつれて旅に出るの。 内容としては艶があってしっとり。香霖SS書くときにかなり影響された覚えがあります。なをさがすたびなどの言葉遊びも含めてお気に入りの話群。ここの本も言葉や雰囲気をすごく丁寧に描いている感じです。 ……感想というか自分の好みを暴露しただけのようなモノになりました。 あー……全体としてカップリング、とはまた違った感じ。この魔理沙は、良い女になる気がします。 タイトルは多分、マイジャーなグループことピロウズの曲から。だと思うけれど、自信なし。 ■「Candle's length」 グライド 咲夜さんが死んだ話。 そうとしかいいようがない短編。短いのですが、その中にぎっちりいろいろ詰まっています。波波と注いだ紅茶が揺れてしまったような、そんなイメージ。過去形なのに意味があり、その辺が内容に絡んできます。 最初からぐいぐい引きつける魅力がある本です。4Pまで読んで気にいったら買って損はない――と思いますが、これよく考えたらイベント前に言わないとほとんど意味ないですね。委託だと読めないわ。 個人的には6−7Pの見開きが素敵。大胆かつ衝撃的で、そのくせレミリアの表情が卑怯なくらいに魅力的。 ■「幻想・あるいは波の音」 うまのす 幻想とならなかった海を探し、幻想となった波の音を聴くおはなし。 絵本調の本で、ぜひ手に入れたかったのでほくほく。表紙からしてすごく淡くて綺麗。足元の海がどこまでも広がっていそう。 「海って、なんだ?」 という台詞はどきっときました。大昔、外の世界に海を見に行く――という話を書いたことがあるのですが、そもそも「海が何か」知らない可能性も高いんだよな、とそんなことに今更気付く。 貝殻を手に入れた魔理沙が海を探し、その果てに海を幻視するような、素敵な絵本。いえ、漫画本ですが。 作者さん曰く「ちっちゃな子の好奇心」な話。その通りだと思います。 ラストの情景がとても綺麗。 ■「蟲と魔法の焙煎珈琲」 ふすま喫茶 蟲の御大将ことリグル・ナイトバグが、或る日蟲を統率することができなくなり――という話。カリスマを求めて西に東にカリスマ持ちのもとへと飛びまわるリグルと、それを手伝うことになった魔理沙。けれど、統率を離れた蟲たちは暴走し―― プロットしっかり作られた物語。読み応えばっちり。 この方のリグルは可愛いし格好いいです。自分に自信が持てなかったり、がんばろうと前を向いたり、色々なところが。 そしてそれに共感し、そうであるが故に対決する魔理沙は素敵。今回の話の主人公は、リグルだけでなくきっと二人。 魔理沙の普通だぜ、という台詞はとても好き。 タイトルの意味は、読み終わったとき眼前に提示されています。リグルと魔理沙が――というだけではなく、それに言葉がかかった、良いタイトルだと思いました。 余談。 カリスマ組で永夜までいくかと思ってたのでちょっと残念。出たら出たらで話的に助長になりそうですが。 あと、以前の本でもサポート役に回っていた慧音先生がメインの本がいつか読みたいです。これはもう感想じゃなくてただの願望だな…… ■「Byebye, Moon」 airdrop バイバイムーンでさよならお月さまな話。秘封倶楽部が永夜抄と月を覗き見するような、出番的には秘封と永夜面子が半分半分な本です。月の表側と裏側を交互に見るような雰囲気。 さながら秘封倶楽部の二人は幻想郷の衛星のよう。 あるいは、望郷と幻想郷の違いの話。 問いかけから成る、ふわふわとした砂糖菓子のような、夜に月を見ながらのむ甘いココアのような、そんな本です。うわ訳の分からない説明だ。 この二人ならアポロチョコで月までいけそうです。甘い甘い。 天蓋に映る月の下、ふわふわ浮きながら本を読むパチュリーの駒がお気に入り。これだけで何か一つ話を書きたくなるくらい。 ■「萃まる夢幻」 Lab* とても面白かったですが、この本については色々とアレなので語り得ぬことに沈黙せねばならない状態です。おもに個人的な理由で……ぶっちゃけていうと似たような話を既に何回か書いているからです。ははは何も書けない。何回も書いたというのは当然好みな話というわけで、しかし作者さん曰く「鬼にそそのかされてしまった少女」かつ「こんな幻想郷は嫌だ!」な話。 宴が終わり、 萃めることを止めたらどうなるか、という物語でした。 個人的にあとがきで予告していた次回作が楽しみです。 ■「かさねかぜにくさび」 武者プルーン 八坂一家が幻想郷へと訪れる直前の話。 と書くと神なき以下略と被りますが、内容は大きく異なり、神奈子様と早苗さんがメイン。忘れゆく神と、忘れてしまう人の物語。 人は、笑ったり、泣いたり、時に死んだり。 神は、最後まで笑ったり。 わすられてしまうことで消えてしまう神奈子様と、心にくさびをうちこむ早苗さんが素敵。 もう一人の神さまことケロちゃんは一貫してマイペースです。重要ですが。カエルキック! カエルキック! ちょっぴりポルノい。 ■「病状進行中」 しめさばダイナミック テンションたけーテンションたけーメディスンめがっさかわえー とそれだけで感想終わってもいいよねと思えるような、しめさばダイナミックさんのいつもの本。表紙の通りに鈴仙の瞳が暴走してしまい、四方八方手裏剣風味に狂気をばらまくのであら大変というお話でした。 ここの優曇華はいつだって苦労人で、てゐは黒可愛いなあ…… あともこーさんはどう考えても頭がパーになってると思います。 スペルカード「パー」とか、そんな感じ。 後半は珍しく(なのかどうかわからないけれど)シリアス気味な漫画がのっています。これも面白かった。 袋が落ちるコマが好み。 ■「東方夢現回想」 極彩色 今回TSPに参加していただいた彩社長さんの本。 設定好みだし面白くて好きな本なのですが、続編の二冊目ということで個人ルールに従いまだ感想かけません。 三冊目で完結するそうなので、楽しみに待っています。 ■「東風谷早苗がドロワーズをはくかもしれない本」 赤色バニラ 同じく今回TSPに参加していただいたくまさんの本。そして創想話のうにかたさんが脚本の本でもあります。秘封倶楽部ノベルゲーム長編マダー 登場人物が本気で真剣にドロワーズとパンツについて語り悩み戦うシリアス本。もといコメディ本。シリアスなコメディ。 ……というか、コント? 誰かハリセンもって「なんでやねん!」って突っ込め! と思わず本の前で突っ込みたくなるようなそんな本です。表紙からしてドロワーズ連続。そういやまったく関係あるようでないのですが、ドロワーズにも長さが色々あって微妙に名称わけもされているそうです。トランクスくらいの丈しかないものから、それこそスカートの下まで見えるものまで。 ……これ長々と書くと変態っぽいなあ。 でもせっかくだからペチコートとかも描いてほしいです。こう、ふくらんでこそ。幻想郷でふくらんでいるのは不思議パワーというより夢とロマンかもしれません。 …… すさまじく脱線しました。 ある意味この本そのものが脱線した挙句斜め上に銀河鉄道がノンストップで飛んでいくような話です。フェチズムの塊。あと早苗さんが可愛いくらいに可哀想な子だ…… というか後半になればなるほどSAN値が全般的に低下してます。すごいオチというか酷いオチというか。 あとパンツはかないでドロワーズはくとすーすーするって慧音が言ってた。 ■「燦々幻想郷」 ■「もちづきのころ 後編冒頭」 みずたたき 燦々(さんさん)と読みます。さんさんさん、さわやか×組という例の歌は(著作権に考慮して伏字とさせていただきます)これのことです。 意味は「美しく光り輝くさま。鮮やかに輝くさま。」(大辞林より) 本の中身は、夏の長雨の幻想郷を切り取って描いたもの。雨の中、あちらこちらで、それぞれが雨を過ごし――やがて晴れを迎えるまでの情景が鮮やかに描かれています。 燦々、というのは雨上がりの太陽をもっともイメージするのでしょうが――見開きページは、まさしくタイトルに相応しい素敵なものでしたが――それ以外にも当てはまると思いました。たとえばそれは炎の照り返しを受けて輝く雨だったり、雨を映す瞳だったり、あるいは恋色の魔法だったり、人の心や思い出だったり。 そういった鮮やかに輝いているモノが、幻想郷に満ちているのだな、と。 晴れと雨、どちらが欠けても成り立たないのだと、そう感じました。 ……しかし真骨頂はどう考えても冒頭と奥付のあとの小噺な気が。だってこの人、独りだけ傘が影になって輝いていないんだもの。ホラーでないけど半端なく怖い。恐ろしい妖怪ほど美しく微笑む。 最後のページでがっちり心を掴まれ、しかもその後にあとがきも何もないため、余韻が半端ないです。ぐらぐらと揺れて今すぐにでも小説書きたくなる感じ。後書きなくて奥付前にもってきてて、そのあとで斬り落とすように終わってるのが特に原因かもしれません。この余韻はヤクい。ぞくぞくする。素敵すぎる。 そんなわけで、胸張ってお勧め。 「後編冒頭」の方は、長編「もちづきのころ」の後編プレビュー折本です。怪弾七も手に入れ、宴に至る。が見事に完結した今、一番「続き」を待ってる作品かもしれません。 こちらはウェブで公開なされるそうなので、内容については特に語りません。 が。 関係あるような関係ないような趣味かつ個人的な話をちょっとだけ。 以前にも語りましたり、今回の三月精本でもそうですし、明日書く予定の「幻想郷百物語」感想でも触れますが、「話すことによって世界が形作られる」というのは大好きなテーマのひとつです。しょっちゅう書いてます。「言葉が世界を造る」。「おはなしの、はなし」。物語ることによって物語が作られ、観客によって結末が変わる。 後編を読むまで正しいとは限らないことなのですが、と前置きして。 「もちづきのころ」は回想の形をとった「おはなしの、はなし」です。すでに終わったことを話しているはずなのに、色々なちゃちゃによってお話の展開が変わり、そのことによって起きたことが別物になっています。観客が舞台にあがってくるのではなく、観客と役者の二つによって物語は造られる。 それはつまり――観客が拍手をすればティンカーベルが蘇るような、そういうことなのです。 そういった作品はとても好みなため、いったい「後編」はどうなるのか、どうまとまるのか、あるいはまとまることなく広げるのか、放るのか畳むのか――と楽しみにしています。 で。 もはや感想でなくなっていますが、もう一つだけ。幻想郷って、失われたもの、望まれたものの世界で。それってつまり、拍手が続く限り役者たちは…………………… 嗚呼恐ろしくも素敵で、それはそれは残酷な御伽噺、といった風味。これ、いつか描きたいです。タイトルは多分、「ティンカーベルに拍手を」。 |
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■サンクリ■ ■春の陽気にさそわれて サークル:HAPPY CLOVER 漫画本。巻頭カラー数ページがイラストで、ポストカードにもなっています。 現在机の上にそのポストカードのフランが飾られていたり。最近フランがお気に入りです。 本篇は魔女三人組のお話。タイトルの通りに、春の陽気のようなほのぼのとした物語。魔女組、といいつつ霊夢とにとりがでてきますが。 魔女たちの季節ボケにすごく同感する本でした。最近イベント単位で季節とらえててる気が…… ■Best picture サークル:すとらいぷぱたーん こちらもフラン本。表紙と裏表紙にひかれて購入。ある意味そこに全部詰まっているような気がします。内容にまったく関係ないのですが、本のさわり心地が良いです。ライターで燃やして跡をつけたくなる感じ。 内容はフラン独白漫画本。フランはぐりん、がよく似合う。 閉じ込められた地下室で話しかける人形たちは七人の小人たち。ちょっと人数足りないけれど。長い長い眠りについて七人の小人と楽しく暮らしていたのに、王子様に強姦されて叩き起こされた白雪姫の苦悩やいかに――とまあそんなイメージ。 夢見ていた方が幸せかも。 ■マリサさんI 〜恋せよ乙女! 幻想郷編 サークル:東匠壽庵 凄まじい安定感。予定調和万歳。 感想も紹介もいらない感じ。HP見て気に入ったら買って本棚の片隅にでも置いて、なにかの休憩時に手をのばして読みたくなるような本でした。 新刊とは直接関係ないですが、HPにあったポスターが素敵だったので印刷して壁にはる予定。こういうのいいなあ。 ■あるお店の一日 その2 サークル:ERA FEEL えっちまんが本。某馬車な喫茶店の魔理沙。いたジャンだけでしか知らず、本物を見たことがありません。 内容としては香霖堂で店番をする魔理沙の話。その1が霊夢で、本編中にちょっと伏線があるので次はうどんげか咲夜さんでしょうか。森近 霖之助さんだったら笑う。 袴にドロワーズってすごいなあ…… ■だいちこく サークル:赤色バニラ 秘封倶楽部と早苗さんの、『ソトビト』の物語。 舞台は幻想郷の外で、やっぱり友情のお話。早苗さんは友達になれたんだろうかと、そんなことをふと考えました。 お気に入りは22Pの流れ。こういう間は大好きです。 ■ラズベリーヘヴン サークル:前転受け身友の会 きゅ――――っ。 以上。ふらんちゃんちょうかわいい。いや中国本ですが。でもこれ表紙レミフラ……主役は間違いなく中国ですが。テンポよく進むギャグ本。 きゅ――――っ。 タイトルロゴが素敵。こういうの文章じゃ無理なのであこがれです。 スペースに何度も何度も訪れてごめんなさい。あと秘封倶楽部いつかかいてください。 さっきから蓮子してるきゅーは本編中の一シーンです。ふらんちゃん超可愛い以下略。 ■あした サークル:Show and tell ■おにふく サークル:同上 淡い絵で淡い話で淡い色の本。空気が淡い。甘いでなく淡い。 シャボン玉が割れて消えたけど空中できらきらとぷりずむ現象を起こしたのが視えたような、そんな感じです。どんな感じだ、と聞かれたら困るなこの喩え…… 「おにふく」は萃香の話。鬼で福で鬼を含む。外より内に。 時折つかわれる目を描かない絵の表現が素敵。一番すきなのは7〜8のタイトルの見開きですが。いいなあこれいいなあ。 「あした」は優曇華の話。13Pからの流れが好き。最後に旗が見えるのが特に。イントロ部分と対比になってるのかなあこれ。 輝夜の話もちょっと読みたくなりました。 うどんげはなきむしさん。 ■夕焼け小焼けで日が暮れて サークル:ヨモギ汁 この歌の続きってぱっと思い出せません。ななつのこの歌詞も替え歌ばかりが頭に浮かびますが。 カラスは好きです。 そんなわけでケロちゃんこと諏訪子様な漫画本でコピー本。 タイトルに童謡がくるのには弱いなあ……愛郷というか哀愁というか、ずきずき刺激されるものがあります。 中身は諏訪子様の一日をきりとったもので、最後に一抹の寂しさを覚えつつも、そう悪くないと言えるような、そんなラストでした。ラストの文言がすべて。 ……今更すぎるけれど、EXなんだよなあ、とチルノとの絡みを見て思い出しました。 ■柄にもない話 サークル:ALEXANDRITE ■Rival サークル:同上 ■Heartful SUNDAY サークル:同上 今回初めて手をのばして大当たりだったサークルさん。思わずスケブをお願いしてしまいました。ありがとうございます。 三冊とも紅魔館メイン本の漫画本。ギャグとシリアスがいい配分で入り乱れつつ、漫画ぢからが高くて読むのが楽しかったです。 HPでサンプル見てびびっとくるようなら手にとって間違いはないんじゃないか、と無責任なオススメを。 咲夜さんのスカートの中に隠れるレミリアとかヒエラルキーの底辺となったレミリアとか温泉シーンで一人だけ隠すところのないレミリアとか好きです。一番好きなのは不夜城レッドのアレですが。ふいに見せるシリアスさが良い感じ。 例大祭の本が楽しみです。 手に入らなかった既刊を今度探してみよう…… ■アイノウタ サークル:ARKADIA 今回手に入れた本のうち、ただ一冊だけ東方外の本。 PCゲーム、沙耶の唄の同人誌でした。 ……いいなあこれ。何がいいって、ハッピーエンドでもトゥルーエンドでもなく病院エンドのあとの話なのがいいです。あのエンドの寂しさはとても良い。 ほとんど衝動のように手にとりましたが良かったです。見本誌なのに頂いてしまいました。この場でお礼を。ありがとうございます。 ■C73購読本一部感想 ■カケラ サークル:笹車 モノクローなコピー本。 パチュとレミリア、そして咲夜さんの切り取った日常の一コマ。 短いながらも素敵な雰囲気と好きな絵柄。 とぎれながらはねるように飛ぶ二人の会話のテンポが良かったです。 ■夢想天狐2 サークル:わすれな部屋 壮丁にこっていて、表紙を「触った感触」が良い。以前版画だった気もするけれど、 3はどうなるのかな。 裏表紙の二人は「偽三月精」を思い出して笑ってしまいました。 中身は霊夢の式神に藍がなるお話。独特のテンポとこねたで進むほのぼのな真面目話。3が楽しみです。 ■モチヅキノコロ 中編 サークル:みずたたき こちらも続きものの中編。 月から来た者と、桜と或る者の道が交差する物語。ガチシリアス。 タイトルは某歌仙の言葉と、「月」をかけてることにきづいてああ上手いなあと感嘆 。こういう二つのお話が交差するのをきちんと書いてみたいです。 妖忌が死ぬるほどに格好よかったり、揺れ動く輝夜が可愛くもまぶしかったり。 後編が待ち遠しいです。 46Pの一番上のコマ(コマ枠はないけれど)がお気に入り。 ■純粋率を少しだけ上げて。 サークル:PERSONAL COLOR 早苗さんが妊娠した!(挨拶) そんな勘違いをいきなりしてしまいました。そんな風神録本です。いや、最初のシー ンを見てのただの勘違いなのですが。 内容は不安定な早苗さんと、それを取り巻く確定しない状況に惑う神サマのお話。風 神録はまだ数が少ないので、こうやって読めてうれしいです。 杯の酒にうつる月が良いなあ。 個人的にはすごく「間」がうまい書き手さんだと思いました。 最後のぺーじのけろちゃんがお気に入り。 あ、えっち本です。 ■一富士二鷹Hチルノ サークル名:ロクカワ+いよかん。 二人合作本。 大みそかと新年を意識した季節感あふれる本でした。たった今年越ししながら読んで いるので特にそれを強く感じます。ショップ委託の場合はちょっと残念。一年封印す ると素敵に読めるかもしれません。 ロクカワさんは4バカの話。バカは可愛いなあ。 オチがきれいに落ちていました。とりあえず味噌を買いに行こうと思います。 いよかん。さんのは風神キャラが絡んだ新年のお話。 ケロちゃんとチルノが並んでいると1ボス同士にしか見えません。でも二人とも1ボ スじゃ…… 19Pの一番下がお気に入りです。三者三様の態度、というのが出ていて面白い。 ■氷をも解かす程度の能力 サークル@寝待月茶屋 カタログでアリス余裕でした(挨拶) 表紙と裏表紙の格好よさはガチ。ベタとモノクロには弱いのです。 世にも珍しいレティ・ホワイトロック本。 魔理沙は笑顔と死亡フラグがよく似合っています。 ■初雪。 サークル:PERSONAL COLOR 風神録のミニコピー本。 短いですが、幾度も読み返してじんとくるものが。 受け手側がいろいろと連想し想像してしまいます。 そんなことはさておいても、やっぱりケロちゃんがすっごいかわいい。 ■夢は無敵の魔法使い サークル:しめさばダイナミック 前回の秘封倶楽部本が気に入って購入したところ、やっぱり当たり。 ハイテンションのハイテンポでぽんぽん進んでいくお話は爽快です。魔理沙はやっぱり魅力的。(いろいろな意味で)。 「魔法使いって何ができるの?」からの1Pの流れは秀逸。 ところでまったく関係ないのですが、巨大な輪を操って崖から落ちたりするのを見ると大運動会とか思い出しますね。 ■舞風 / きつねのよめいり前篇 サークル:黒の狐 舞風のほうは珍しくイラスト本で、サークルチェックで気に入って即買ってきました。 かなり独特な絵で、好き嫌いがはっきりわかれるタイプですが、大好物です。 サンプルみて気に入ったなら買って損はないかなあ、といった感じ。 四季のように様相を変化する紫が魅力的。 きつねのよめいりの方はマンガの本。 見開きは良いです。少女漫画というよりは、女性漫画といった雰囲気。ひゃっきやこーしょーとか、そのあたり。 続編でどう落とすか楽しみです。 ■忘却旋律カミガミの興神曲 サークル:ホットドックチャック ケロちゃん マジ かわいい ……ケロちゃんが可愛ければそれだけでよいような気がしてきましたが、たぶん気のせいではないのでしょう。 風神録キャラで一番好きです。ケロちゃん合同とかないかな。 ■アブラメリンブラックマジック サークル:toyphelbecke. 「夜明けの魔女と切り裂き悪魔のおはなし」<本文引用> 上のとおり、ぱちぇとれみーの物語。というよりは、お伽噺。 実在の人物であるA氏(いや、そもそも実在したのかは不明瞭だけども)を元に話を膨らませ、けれどあとがきでのすぱっとしたきれいな切り落とし方に笑まずにはいられませんでした。 素敵。 以前絵をみかけてすごく気に入っていたのですが、話の中身も面白くて大当たりでした。小悪魔がくるくる動く動く。 時々みせる切れ顔レミィが魅力的。全体通して、表情が良いなあ、といった印象です。病みぱちぇとか。 同サークルのバッドトリップクロニクル。 <きゅうけつきとかりうどのおはなし」<本文引用> こちらもお気に入り。かりうどさんが運命を乗り越えて運命とお友達になるお伽噺。 ごくごくごく個人的な趣味ですが、×が落ちるコマはお気に入り。 ■東方紅楼夢 『ユメイロバタフライ』 ユキゲノム 少し前の少女漫画を思い出す作風。 永遠亭・胡蝶夢丸をテーマにしたお話なのだけれど、赤い丸薬を呑めば楽しい夢を・黒い丸薬を呑めば悪い夢を――のくだりでふとマトリックスを思い出しました。アレは赤と黒だったかしら。どちらにせよ「色を選ぶ」というのは昔から大きな分岐点になっていて(チェスのコマとか。その場で走っていないと追いつけなくなるとか。)選択に使われるのだけれど、「二つ同時に飲む」というのはゼロと無限大の両方を持ちえる輝夜ならではなんだろうな、と思ってみたり。 ものすごい脱線してますが、面白かったです。12Pの永琳の口元がお気に入り。 同サークル新刊の『ドーリィドーリィメモリアル』も購入。こちらはアリスとメディスンの人形話。個人的には永遠亭話のほうが好みで、ドーリィドーリィメモリアルのほうが造りが良い感じ。 『ほしをみるひと』 しめさばダイナミック 秘封倶楽部の出会いの話。出だしのつかみのインパクトが抜群。空から振る一億の星あるいは×××? 6P目のメリーがやけに可愛いです。 というか全体通してメリーが素敵すぎる。始終笑顔で酷いこと言うメリーと表情ゆたかに振り回される蓮子の対比が◎でやっぱり秘封コンビは好きだわとか再確認。助けてポリスメーン。便器に結界の隙間が。助けてポリスメーン。 おまけのてゐえもんがフリーダムすぎて最高でした。あとがきにとんでもないことが描いてあって、既刊をちょっと探してみようかと想います。 『ふたりでならば』elista 秘封倶楽部の漫画。こちらも秘封倶楽部の二人が出会う話。人次第でいろいろ解釈があって素敵。いいなあいつか私も書きたいなあと思いつつも、書くと間違いなく長編になりそう。 お気に入りは22P2コマ目。 ラストの蓮子の文字が間違っているのはわざとなのかどうなのかちょっと気になりました。漢字の成り立ちが心を隠す、と考えるといろいろ意味深で面白い。 こちらの本は上記とは反対に蓮子が攻め(百合本にアラズ)。捉え手によってパワーバランスが時計の針のようにくるくる変わるのが秘封倶楽部の魅力です。 『Cheerhul Gods!! 〜すばらしきこの幻想郷で〜』 柚子桃ジャム ふうじんろく本。ケロちゃん可愛いよケロちゃん。 そういや×××はその造り的に幻想郷にはないんだと思うと少し不思議な気分になりました。少なくとも瓶からついで泡でるような造りではないだろうし……あるとしても冷蔵関連がないとすると、ドイツの温いヤツと似たような感じになるのかしら。コーラも一般的なのか、というかそもそもコーラってどうやって創ってるんだっけ? あと十分読者サービスです。 中身は神様二人と巫女様が幻想郷に受け入れられる話。テンションたかめのほのぼの話でした。やっぱりケロちゃん可愛いよケロちゃん。 かなこをすくいたいのなら 14へすすめ。 『ありすいじり』 とんこつ P B F。 『因幡家の食卓。』 AXEL7 うどんげこと鈴仙・優曇華院・イナバ本。紅楼夢でお隣のサークルさんでした。 永遠亭一家のゆかいな日常の漫画。 あとがきで「あたまのわるい」と紹介されている通りにストーリーはなきに等しいもののキャラの可愛らしさが逸品。個人的には12P4コマ目の照れる慧音で完全にノックアウト。あー可愛い系のお話書きたい。 パジャマ姿のうどんげは貴重品。 ところでうどんげって、縞パン派と黒スト派どっちが多いのかしら。 『季節はづれの夏ノ唄』 いよかん。 紫と霊夢の物語。 宴に至る。のときから思っているのですが、きちんと一貫してる作品全体の雰囲気が素敵。背景や間の使い方が凄くうまくて、文字を必要とせずに世界観を伝えてくる。小説では出来ないそういうところを羨ましく思ってしまいます。 常時照れてる霊夢が可愛いというかエロゐ。同サークル既刊『いやいや妖夢』もそうですが、とてつもなく寸止め。あれですかいつかエロゐ本が出ると期待してもいいんですかコレ。(雰囲気ものを描く時事前・事後は描いても行為の最中を書かないのは、エロゲでエロシーンをスキップするのと似た心理だと想います)。 中身は霊夢と紫の生きる時間の長さが違うことから発する感情の揺れ動く話。あとがきで『雰囲気モノ』と語られている通りに、素敵な雰囲気をかもし出す作品でした。 お気に入りは14P。単体ではなく前後の流れでここにこのPが入っているのが好きです。 『幻想郷横断 東方行進曲 でたらめ大運動会 後編』 寝待月茶屋。 タイトルがすべて。くにお君世代直撃。 でも前編買っていないので迂闊にコメントできないトラップ。 とりあえずファミコン取り出してくにお君やります。 『Stream of Life』 あさつき堂。 蟲の話。慧音とリグルのシリアス漫画。 激シリアス。ちっちゃな蟲にもちっちゃな魂があるというけれど、それが集まりに集まったら洒落にならないほどに重くなるという、それだけは誰も忘れてはならないというお話。ましてやそれを刈り取るならば。 花の声を聞ける少女が花を摘むのが拷問ならば(徒歩二分さんの本を思い出しましたが、その前に頭にあったのは僕の地球を守ってだったり。あれも今作品のリグルや慧音と同じ立場にあった気がします)蟲である少女にとっては―― やらなければならないこと。 やりたくないこと。 やってはいけないこと。 泣いて悲しんで苦しんで、それでも選ぶリグルは強くて素敵な女の子。 恐らくは見せコマであろう慧音の(ほぼ)見開き絵は一見の価値ありです。 まったくもって本編のシリアスさを台無しにする発現なのですが、なにげにリグルが全編通してほぼ全裸です。挿絵を描いていただいた『運命のいたずら』のときも裸が多かった気が……あれー……? いや作風と作品によってポルノくはないのですが、いつかうがつさんの描いたぽるのいホームコメディが読んでみたいです。 『ずっとサクレミのターン』 リリティア 小説本なのに発禁本。墨いれにならなくてよかったですね。 見所は56Pのあとがき。酷ぇ。 『COTTON FEEL 2 』 四面楚歌 春画。 作品浮いててごめんなさい。 あと流雲さんがもうエロ小説ナンバーワンです。何処までもロケットで突き抜けてください。 『境怪界奇日食』『白沢憑身ヶ辻』 廊下航空 表紙見た瞬間に飛びついて中身みて即既刊ごと購入。 こういう作風が独特すぎて他人に簡単に勧めれないけれど大好きな本に巡りあえると幸せです。音楽CDも好みでした。 面白い面白くないではなく、好きか嫌いかで語る本。そして好きです。 HPのサンプル見てぐっと来た方は手にとって見て損にないかも。 『幻想郷アニメーション☆魔女っ娘☆魔理沙ちゃん #16 パンがなければパン工場へ飛べ』『本日は晴天なり』 音速走行。 小説本。 ただ、「小説本」とくくるのではなく、「同人誌」とくくったほうが相応しく想います。2P単位で挿絵ではなく小さなキャラ絵をはさみ、わかりやすくなると共にキャラごとの表情が見ていて楽しいです。短い小説ならばかなり有効で、読んでいて楽しかったです。いいな、こういう本造りたい。 『本日は晴天なり』は幻想郷の一コマを切り取った作品。オチもヤマもなく、だからこそ好み。 表紙めくって出てくる文の霊夢と魔理沙の対比が面白く、最後まで一気に読んでしまいました。この方の短編集とか出たら是非読んでみたいです。 なにはともあれ。 呑もう!! ぴょぃ――す。 『Joker』 ほりごたつ。 小説本。 本文でも挿絵でもなく、デザインが好みで購入。キャラ絵ではなく、こういったデザインとか絵とかに凝ってる本はどうにも無条件で買ってしまう癖が…… ただあとがきでも描かれているように、四名×四名からなる作品集なのにバランスが崩れているのが残念。 そして『稗田阿求、紅魔館へ行く』を読中。みっしりと詰まっている。あの連続シーンは一ページまるまるやっちゃいましょう、とかわくわくしてしまいました。
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