1 | いあいあふらんちゃん。 |
1 |
0 | 0 | |
00 |
|
00 |
0 | 0 |
……外では雨が降り始めた。紅い昼間を隠すように雨が降る。紅い館を覆うように雨が降る。 魔女が雨を降らす。外敵を阻むためではなく、内敵を拒むために。 螺旋階段の一番上で、羽付きはその雨を窓越しに見つめていた。 窓を通すためか、雨は赤く、血が降るように見える。 否――そもそも、彼女にとっては、すべてが紅く見えた。 ――美味しそう。 そう思ってしまうほどに。 彼女はふらりと歩き出す。ひどくお腹が減っていた。妖精一匹で足りるはずもない。 しゃらん、と。 彼女の背中で羽が揺れた。 妖精は名前を持たない。もし彼女を呼ぶものがいたら――たとえばいたずら好きの小さな悪魔が、気まぐれで呼ぶとしたら――羽付きとでも呼んだだろう。彼女の背中には、宝石が果実のように垂れた綺麗で歪な羽があったから。 羽付きは。 羽付きと呼ばれた妖精の姿を得た、地下室に封じられていたソレは、ゆっくりと紅い廊下を飛んでゆく。 外では、血のように、涙のように雨が降り続けている―――――― (了) 作品を面白いと感じた方、押していただければ幸いです。 | '゙''"'''゙ y-―, あ ふんぐるい むぐるうなふ ふらんちゃん ミ ´∀`* ,:' (丶 (丶 ミ いあ いあ (( ミ ;': ハ ハ ハ ハ ;: ミ ';´∀`;; ';´∀`';, , `:; ,:' c c.ミ' c c.ミ U"゙'''~"^'丶) u''゙"J u''゙"J /^l ,―-y'"'~"゙´ | それ るるいえ うがふなぐる ふらんちゃん ヽ ´ ∀ ` ゙': ミ .,/) 、/) こあ こあ ゙, "' ´''ミ ∩∩ ∩∩ (( ミ ;:' ,:';´∀`'; ;'´∀`';,; '; 彡 :: っ ,っ :: っ ,っ (/~"゙''´~"U ι''"゙''u ι''"゙''u |
||
<TOPに戻る>
<
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||